1日1話こち亀を読む「86話 安全バンド再び!の巻」

女性キャラの中でも洋子ちゃんは名前を覚えられたのに部長の娘の名前はなかなか覚えられないの何故だろう、出番が少ないからなんだけど。

部長が自分が食べた皿を微妙に自分から遠ざけて置いていて、かつ箸の置き方が雑多なのちょっと嫌だな…

引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第10巻」

 

部長って亭主関白気どりたそうな顔してるもんな。正直派出所の面々に読ませるだけならコピー取らずにそのまま持って行けよとなるけど、自分の新聞を汚される危険性は追いたくないらしい。

部長の娘って初登場時は割と高飛車じゃないけど、ちょっとチャラついている雰囲気で出てきた記憶あるんだけど少しずつ部長の亭主関白に合わせて家庭に収まってる女性感がマシマシになってきた。こんな顔だったっけ???

 

引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第10巻」

 

勘吉って自分の頭の悪さを気にする程度の甲斐性あったの意外だね。

短足だったり頭の悪さだったり自分のコンプレックスをちゃんと持ってるのがギリ人間を保とうとしてるの臭いんだけど、そのコンプレックスがtheコンプレックスな内容しかないから本心で嫌なのか怪しい段階ですらある。

これをコンプレックスと思っていた方が人間らしい、みたいな感性でコンプレックスと認識してそう。

 

引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第10巻」

 

こち亀と直接関係があるわけじゃないけど、漫画的表現で「電気が身体に流れると骨が見える」ってのあるけど何処が発祥なんだろう。

推測するにレントゲン撮影って物に漠然と電気的なイメージを持った人間が描きだしたんだと思う、からあまり学がある漫画家じゃなさそうだしギャグ漫画から始まったと読むね。

調べても明確な起源は分らなかったけど、ヤッターマン2号の武器がシビレステッキであることを思い出させてくれたので良かった。

 

引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第10巻」

 

別場面に切り替わる表現を急に取り入れてきたな。

なんか秋本先生が手探りで色々試してる時期なんだろうなと思わせる。漫画時代に歴史があるとこういう変遷感じられていいな。

 

引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第10巻」

 

この時代から流行りものを好む女(強い言葉)はそのパッケージを見ているだけで本質への関心はないというあるあるが存在していたんだと感動しちゃうね。悪い話だけど、この時代から人間の文化への取り組む姿勢はあまり変わってないのかもしれない。

どうでもいいけど2コマ目の左の女、ドンキホーテファミリーのデリンジャーに似てない?服装が。

 

引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第10巻」

 

引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第10巻」

 

これは流石に落ち込んでも仕方ない。

これまでは荒唐無稽な勘吉という男の無知さと横暴さに振り回されてきただけだし、この男がおかしいと自分を納得させられていたけど観客がここまで適当だったと直視したら普通に萎えそう。やはり博多で農家やるしかねえ。

当事者になったことないから適当だけど、特に現代で芸事とか人前に出て人気を啜る仕事についたら使い捨てにされる気概が必要かもしれねえ。

 

引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第10巻」