1日1話こち亀を読む「31話 亀有大合唱!?の巻」
こち亀って多数の人間がいる場所に変なキャラを忍ばせることをすごく良しとしてる気がする。この頃からオタクは小ネタが好きって特性があったのかな。
この回あまり面白いって感じじゃなくて書くことないから簡単に。
引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第4巻」
戦後の~のくだりの棘にも引っかかるけど、多分「むらがる」って表現が一番バカにしている感じを加速させるんだなと気づいた。言葉には出さないけどガラス一枚隔てたらこういう気持ちになるんだろうなとは思う。
ラーメン屋で1時間くらい並んでる自分を見て心の中で嘲笑してるナウいOLとか想像したら気分悪くなってくるな。
勘吉が戦後生まれっての嘘なんだろうけど何でそんな意味ない嘘つくんだ。
引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第4巻」
当時ってまだ完全な指定席にはなってない感じ?
そもそもライブ・コンサートというものに全く行ったことがないから現代の基本スタイルすらわかってないわ。ライブハウスなら立ち見とかあるけど、公民館みたいなホールは殆ど席だろうに。あれか、席を位置で○○ブロックみたいな感じで区分けしてそのブロックごとにチケットを買う感じかな、いや分らんけど。
飛び蹴りの高度が高すぎる。
引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第4巻」
あ~買占めができるってことはやっぱある程度の範囲でチケット買えるのかな行ごとに値段違うとか…
「オタクっぽい」像ってこの頃からあまり変わってないっぽいな。眼鏡かけて少し真面目そうな風体で好きなものにお金をかけることを厭わないけど、それに関して見境がなくなる暴走風味。
引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第4巻」
勘吉ピンク漫画は好きな割に普通の漫画は読まないのかなとか思ってたけど、あれか秋本先生自身への皮肉込みで適当こいてるだけかな。
現代ならかな~り酷い、Twitterで叩かれるレベルの偏見だけど作者本人が漫画描きだから耐えてるという自虐。いつの時代も自虐ユーモアは消えない。
ここの勘吉と東大の応酬結構好きだな。勘吉って学が高いわけではないから論理的な思考とかは別に積極的にやってないと思うんだけど、しょうもない屁理屈くらいの言い合いになると妙に便が立って少し納得感を出したり、口の回転数で知的キャラにも渡り合えそうな根性がある。
引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第4巻」
気狂いには気狂いをぶつけるしかないんだよね。
こんだけ高い機材を破壊されても推し活動を優先させられるの立派ではあるけど、その機材の資金がどこから出てくるのか不信だから何となく勘吉のムーブにそこまで苛つかない。
引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第4巻」
銀魂の新八も似たようなことやってた気がするし、当時の熱狂的なファンって本当に他人に押し付けがましい応援を強要してたのかもしれないな…
現代の感覚だと流石にギャグだろと思ってみてたけど、まあミュージシャンの後追い自殺だったりコンサート会場で暴動があったりするくらいだし「熱狂」までいくくらいのファンならあるか…現代のライブ映像でもお客さんはルールの範囲内でデカい声出してるしそんなもんか。
引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第4巻」
ここの応酬も好き。
やっぱ勘吉のリターンが鋭どくて見てて気分がいい。2人とも程度は同じだから同じ踏み込みで切り込むだけで同程度にダメージが通るって感じ。鋭い語彙で同じこと言い返すだけで勘吉が口達者に見えるマジック。
引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第4巻」
まあ平均的な混乱オチ。
中川の発言が「先輩平気ですか!?」なのその場を収めることよりも勘吉の味方の精神でいるんだなって感じがする。この程度で勘吉がダメージ追うことないと分かっているハズなのに。
もしかして、当時はドッキリという表現はなくビックリカメラと言っていたりする?
引用:「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第4巻」