6月のラーメン

 

 

旨い家系ラーメン食べてる時の幸福感ってラーメンの中でも特に大きいなと感じてるけれど、家系ラーメンという存在自体はやんちゃすぎて扱いに困る。

 

たった今、この時がベスト!というタイミングがあって、それを逃したり先走ってしまうと意味薄い食事になったなあと遺恨を残す幕引きになるので。

 

まあプロポーズみたいなものです、したことないが。

実家に「彼女を紹介する」と言って家系ラーメン置いたら面白いかもしれない。

 

   

 

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家族連れで入りやすいような大衆さとチェーン店よりも気合入っているような専門性の中間をとったような雰囲気の店。たしか爆盛麺というメニュー。

見た目の通りニンニクがふんだんに使用されているパワフルな香りとスープで臭い。自暴自棄になった後に食べるラーメンの典型を感じた。

実は房総豚骨と唐揚げが売りらしく、確かに唐揚げが軽い衣の食感で美味しい。

  

 

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妙齢の女性が1人で作っていた(一応店主ではなく店員らしい) 全てがノスタルジックな味噌ラーメン。

味噌の甘味と油の旨味が優しいスープ、殆ど野菜炒めのもやしキャベツ、甘口で食間が良いコーン、ボソッと肉感の強いチャーシュー、えぐい角度で柄が付いたレンゲ、水と一緒に出された麦茶、客に会話を振ってくる店員、嗚呼エモの権化。

餃子が熱すぎるのも、"らしく"てよかったしジューシーで旨い。

 

 

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予定していたラーメン屋が閉店していたことに気づき急遽慣れた店に転がり込んだ。

普段は激辛を推されているので私も従って辛味増し増しで啜ってきたが、今回で辛味がないスープが意外とまろやかで豚の旨味が潤であると気づいた、旨い。

チャーシュー丼が最高で、外カリ中ニクニクって感じのサイコロ状チャーシューが良い。香ばしい香りが上がってくるのも食欲をそそる。

 

 

 

 

 

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以前のトマト麺店で提供している中華蕎麦と和え玉。

トマト麺を出していることからも推測できる洒落要素がふんだんに投入されたハイセンスな一杯。客の(というか僕の)テンションの上げ方を分かっている。

甘口で穂先の柔らかなメンマや食感が楽しくなる2種のネギ、エロいまであるレアチャーシュー、なにより和え玉。

清廉かつ豊潤な心身の優等生が自分の魅力を分かった上で振る舞っている感じのラーメン。

  

 

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 非乳化の二郎。

全体的な盛りが慎重で大人しめな印象なので、注文する側が気持ち強気に出た方が良いと学び。

無限野菜篇がしたかったのだが、有限野菜篇に突入してしまったので今後の連載ではマシマシくらいでいいかもしれないなと。

豚の存在感が大きく「嗚呼豚を食べてるね、食べてるよ」感が強い。

 

 

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前回は券売機に顔を摘ままれて食べられなかった台湾まぜそばをば。

麺がモソッわしっとしており、立体感と重量を感じられるので麺を食べてる気持ちが高まる。餡はシビ系のスパイスが強い印象で後を引く辛さが個人的には心地よい。

麺を食べた後にあまり餡が残らず、肉味噌感も控えめな方なので、ご飯を追うのとは微妙に相性が悪めかな。それでも追うけれど。

辛い麺中に水を我慢して、食後黒烏龍茶を飲むのが流行り。最高。

 

  

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若干ネギが目立つもTheなカラーリングをした横浜ラーメン。

麺は安定の酒井製麺製の短めストレート。短めってのがいいよね~。

申し訳ないけど本当にど真ん中の横浜ラーメンなのでコメントすることが少ない。

 煮卵という券売機の文字に惹かれつつも控えてしまったので次は卵バリューを感じたい所。

 

 

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 4月に引っ越しをしてから比較的自宅近辺の駅周辺でラーメンを食べているが、此方に来て特に感動した一杯は4月の淡麗煮干しと先月の麻婆麺。

とは言いつつどちらも自宅からは結構遠い位置にあるので気軽に通えないのが悲しい。

 人生と一緒やね。

 

 

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 節感つよつよな濃厚豚骨魚介ラーメン。

味が魚介の旨味でパンチ力高めに対し、食感は粘土高めスープに脂トロのチャーシュー、半熟黄身の卵とやわらかで優しい。

卓上の柚子入り七味唐辛子をかけるとこれまた旨い。7選から何が落ちたのだろうか。

 

 

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 北海道味噌かは知らんが所縁がありそうな店名の味噌ラーメン。

赤白黒の3種のフレーバーが選べるようで山椒が光る赤をチョイス。

正直山椒の香りの輪郭はぼやけていたが、シビレ部分は結構強めで味噌ラーメンにしては珍しい辛さを経験できた。

バラチャーシューがどこか家庭的な味わいでノスタルジック。いい。

 

 

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最寄り家系で麺やわめをリベンジ。

柔らかめの麺はまさに正解の一手で、次に来る米を受け止めるだけの余力を生んでくれている気がする(?)

スープがミルキーなタイプの家系なのでロングゲームするよりはアグロで轢こうと早めにライスを食べ進めた。やっぱ家系が一番なんだよな。

多幸。

 

 

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あんまり手をつけてない分野をということで塩ワンタン麺でさっぱり。

可愛らしいワンタンは餡の肉感と皮のトロトロ加減が通常ラーメンにはないそれなので新鮮。チャーシューと異なる挽き肉特有の解れる口当たりがいい。

ワンタン皮の食感ってオンリーワンだと思いませんこと?(ラーメンお嬢様)

 

 

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二郎近くにある二郎並に人気の二郎インスパイア。
賞味殆んど二郎で旨い。特に豚がふわトロで俺好みのもの。

近くの二郎が非乳化に対してこちらは乳化スープであることに加え、トッピングが豊富なため二郎に負けてないのも頷ける(チーズとかトマトなどあった気がする)。

トッピングに"海苔"を見つけて、そういえば二郎系と海苔の相性ってどうなんだろうと疑問に思ったので次回試したい。

 

 

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町ラーメン。久しぶりにシンプルな「しょうゆラーメン」を注文した気がする。
決して複雑ではないがしっかりとコクのある醤油スープと短め細麺の中華麺が心身に染み渡る。

醤油ラーメンにはホワイトペッパーが合う。

醤油ラーメンにはネギが合う。

途中でこれはもう炒飯までいったろかなと思ったけど我慢したよ。偉い。

 

 

 

ご馳走様